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2023.02.17 Fri

ビークル不動産企画の原野と髙嶋に聞いた「街を想う。一緒に創る。」に込められた想いとは?

今回はビークル不動産企画をもっと知ってもらうために、代表である原野 竜一と企画/立案の髙嶋 菜穂子にインタビューしました。ざっくばらんな質問を通し、2人の人柄ややりたいこと、事業がもたらす価値について語ってもらいました。「街を想う。一緒に創る。」を紐解くにあたり、話の中で上がってきたキーワード「透明性」、「家族経営のサポートとアップデート」、「これからの街」。これらをもとに伊丹市で2人が実現したいことや思いを紐解いていきます。

Photo: Yuichiro Mori Edit & Text: Manabu Tsuchiya

ビークル不動産企画株式会社 代表取締役。尼崎市出身。3人兄弟の長男。企画や物語を考える事が大好きで、村上春樹作品の独特な世界観に影響をうけた熱狂的ハルキスト。

ビークル不動産企画株式会社 企画・立案担当。伊丹市出身。最近始めたことは、ジム通いです。なんとか定期的に通うのが目標です。

早速ですが、お二人について教えてください。まずは簡単に経歴について教えてください。

原野:私は生まれてこのかた住まいは尼崎市、働く場所は伊丹市と、地元一筋で過ごしてきました。この2つの市には、非常に強い土地勘と街に対する想いをもっています。そのため、尼崎市寄りの伊丹市に事務所をかまえました。お陰様で自分たちの力が発揮できる地域で、毎日フルパワーで働いております。

髙嶋:伊丹市に住んで32年。伊丹市内で7回転居しており、知らないところはないくらい自転車で走り回って生活してきました。住みよい街、大好きな伊丹をこれからも素敵な街であり続けてほしい、という気持ちで毎日動き回っています。

お二人ともずっと大好きな地元で生活されているんですね。どんな学生時代を過ごしていましたか?

原野:私の学生時代は野球一筋でした。特に中学時代は、プロを目指す上手な選手が同学年だけで50人、その中から9人のレギュラー枠を目指すという、市内でも強豪のクラブチームに所属していました。上手な人に付いていくことに必死でしたが、負けず嫌いなので、歯を食いしばって人一倍練習しました。高校時代には、そんな練習の成果が実り、”主将””4番””キャッチャー”を任せてもらいました。この学生時代の経験から「使命感を持つ、粘り強くやる、人を巻き込み行動する」ということの大切さを実感し、今でも自分の行動の指針となっています。

髙嶋:私は、幼少のころからピアノとエレクトーンに夢中でした。中学校でも吹奏楽部に入り音楽一筋。でも、高校2年生の時、体育の時間に跳び箱を誉められたことが嬉しくて、それをきっかけに体操部へ入部しました。バク転や宙返りに挑戦し、3年生では上級者の後輩に支えられながらキャプテンも努めました。やってみたい、ということに挑戦し、それを達成したこの経験は、今でも私の心の支えになっています。

お2人とも学生時代からリーダーとしてチームを引っ張っていった経験をお持ちなんですね!野球や音楽、体操などのお話が出てきましたが、次はお2人の趣味について教えてください。

原野:最近は、山と阪急電車とコーヒーが大好きです。なんだかバラバラの趣味に見えますが、実はこれを一気に味わえるのが山登りです。仕事場も住まいから近くなので、見える視野が狭くならないようにもその場を離れる意味で、休日は誰もいない山に登ります。阪急電車の車窓から町並みを眺め、頭を空にして山をひたすら登り、山頂で達成感を味わいながら極上のコーヒーを飲むのが最高です。最近は歴史探訪やピアノも好きです。

髙嶋:音楽少女でしたので、ピアノのコンサートへ行ったり、舞台を見に行ったりするのが好きです。今一番の癒しは、藤井風さんのピアノと歌声です。体を動かすことも大好きで、一度体育会系モードになるとマラソンをしたりもします。これまでに、ハーフマラソンは制覇しました。

ありがとうございます。では、次に起業した理由について教えてください。

原野:「自分がやるしかない。」と感じたからです。前職で不動産オーナーの声を集めて出来上がったこの事業プランを世に放たないと一生後悔してしまうと思い、確信を得たこのタイミングで起業に至りました。

もともと起業したいなどの想いはあったのですか?

原野:自分の親も経営者だったので、自分たちの力で世の中を良くしていこうと考えたり、切り拓いていく姿が昔から良い刺激となっていました。大学時代には、経営学部で起業意欲に溢れる人が集まる”アントレプレナーコース”に所属し学んでいたこともあり、常に選択肢としては持っていたのかもしれません。

髙嶋さんは原野さんから誘われてビークル不動産企画に参画されたそうですね。

髙嶋:元々、街づくりがしたく、就職活動も不動産業界を目指していました。前職では約20年間、融資を通して地元の不動産に関わることができ、不動産オーナーのアパートローンや、住宅購入にかかる住宅ローンに携わることで街づくりの一環に少しは貢献できたように思います。そんななか、より不動産オーナーと近いところで、もっと色々な仕事がしたいと思うようになっていたところ、原野が熱心に誘ってくれたんです。話をしていくなかで、自分のやりたいことができるところや、ビークル不動産企画の理念に共感し、参画することになりました。

ビークル不動産企画にはさまざまなサービスがありますが、これらのサービスを作ったきっかけを教えてください。

原野:きっかけは、意外と現状維持を続けていらっしゃる方が多く、状況に合わせて見直すことで、不動産オーナーがもつ資産をより活用して収益を改善したり、街をもっと発展させることのできる機会が沢山あるな、と思ったことです。金融機関で数字を見ていた時に、もっと改善できるのになんで変えていかないんだろう?という気付きを得たんです。でも、当時の我々が出来ることといえば、数字のアドバイスぐらいしか出来ませんでした。それならば、私たちがその不動産オーナーにしっかりと寄り添うサービスを作ればいい、と思ったのがきっかけです。

ビークル不動産企画には、まるまる一棟管理をはじめ、さまざまなサービスがあると思いますが、全体的な強みを教えてください。

髙嶋:私たちのサービスの基本的な強みは、数値を「見える化」し、それをもとに専門家と連携しながらお持ちの不動産を管理・改善していくというところにあります。わかりやすく言うと、「税理士」「金融機関」とともに不動産に対してアドバイスを提供します。また、現状のコンサルティングだけでなく、管理や将来の事業承継に向けて取り組んでいく伴走型支援のサービスも提供することで、不動産周りを一気通貫で対応できることが強みとなっています。

原野:業界では、管理会社は担当する人の名前も朧げで、その家族経営について深く考えることはあまりできない構造になっていることも多いんです。そういったところと比べると、弊社と一緒にチームとして重ねていく時間の量に差が生まれ、結果として経営の運営状況や相続後の資産承継における改善の幅も変わってきます。良い意味でわかりやすく密なコミニュケーションをとっていけるという点も、強みだと考えています。

どのような人たちがビークル不動産企画に相談や管理を任せているのか教えてください。

髙嶋:「サラリーマンの息子に引き継げるかなぁ」「跡取りに迷惑をかけたくないなぁ」と事業承継に悩む方、「体力がなくなってきたなぁ」「クレームが億劫だなぁ」と自主管理に自信がなくなってきた方が特に多く、私たちにご相談いただいたり、管理をお任せいただいています。

こういう悩みや課題は得意だから、ぜひ相談して欲しい、などありますか?

原野:「空室の埋め方がわからない」「わからないからほったらかし」など経営のアドバイスが欲しい方などには特に私たちを活用してほしいです。ちなみに、そういった課題を抱える方が不動産会社を選ぶ際のポイントですが、「売買の仲介などがメインの不動産会社」ではなく、「管理専門」の不動産会社を選んでいただくとより良い解決になることが多いと思います。

髙嶋:こういった不動産オーナーならではの悩みや課題、知りたいことについて、新しい情報や難しい話をわかりやすく紐解いて提供できるような専門の情報誌などを配布したり、このストーリーなどで役に立つ知識の記事を作って行こうと思ってますので、ぜひチェックしてください!

ビークル不動産企画を利用する人が、こうなってくれたら嬉しいなどあれば教えてください。

原野:ご自身で不動産経営を始めた方も、家業として代々引き継がれてきた方も、毎月・毎年の煩雑な作業がたくさんあると思います。ご予算の問題も当然あると思いますが、私たちのような専門家に任せられることは任せていただき、空いた時間でご家族とゆっくり過ごしたり、趣味を楽しんでいただけたら幸いです。

最後に伊丹市への想いを教えてください。

原野:伊丹市を拠点としてお仕事をするからには、街の皆様に認めていただかなければなりません。まずは、街のために自分たちが微力ながらできる活動を、不動産関係なく、積極的に取り組んでいこうと思います。

髙嶋:伊丹市はイベントが多い街です。様々な活動を精力的に実践されている方々ともたくさん関わりながら、イキイキとした街づくりに参加していきたいです。

原野:最終的には行政ともしっかり連携し、不動産オーナーの物件をより良くしていくという私たちの事業を通して、景観がよく、地域住民に住みよい共生の街創りを一緒に目指していきたいと想っています。

お客さまにできる限り寄り添い、同じ目線で仕事をしていくことで見えた課題と可能性。ビークル不動産企画では、よりお客さまの近くで一緒に考え、課題を改善していくことで、いままでよりも高い収益を目指すことや、親から子、子から孫へとしっかりとバトンを繋ぐことで、創られていく街の未来。それらを実現したいという思いから作られたのがビークル不動産企画の各サービス。相談したいけど専門家に知り合いがいない、不動産の管理をまとめて頼みたい、現状をよりわかりやすくして事業の改善や継承につなげたい、などの課題がある方は、ぜひご相談ください。

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