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2023.10.08 Sun
空き家を放置していませんか?空き家を放置することの危険とトラブル
メンテナンスや修繕が面倒だからといって、使用しない住宅を空き家として放置していないでしょうか。空き家を放置することは、安全面・防犯面・費用面などさまざまな理由からおすすめできません。空き家放置に潜むリスクを知っておきましょう。
1.倒壊の危険性がある
日本の住宅はほとんどが木造のため、湿気対策をしたり適切なメンテナンスを行ったりしなくては、急速に老朽化が進んでしまいます。空き家のまま放置してしまうと、人が住んでいた時に日常的に行われていた換気がされず、また雨風で傷みの発生した部分への修繕や補修もされないため、あっという間に建物の安全性が損なわれてしまうのです。
2.犯罪の拠点として使用される可能性がある
誰も足を踏み入れることのない空き家は、不審者が侵入したり、犯罪の拠点として使用されたりする可能性も否定できません。空き家を放置することは、周辺の治安や住環境を悪化させる原因にもなってしまうのです。
3.近隣からのクレームを受ける
建物の劣化が進んだり不審者が出入りしたりすることで、近隣住人からクレームを受ける可能性が高まります。例えば、屋根のメンテナンスを怠ったことにより、台風のときに瓦が飛ばされて隣家に直撃したり、住民に怪我をさせてしまったりすることが考えられます。また、害虫や害獣が発生することにより、住環境が悪くなってしまうケースもあります。
場合によっては損害賠償を請求されることになり、想像以上に大きな責任を負わなくてはいけなくなってしまいます。
4.軽減税率が適用されなくなる
住宅用地として使用されている土地には、固定資産税や都市計画税に対する軽減税率が適用されます。ところが、使用しない住居を空き家のまま放置してしまい、「特定空き家等」に認定されてしまうと、軽減税率が適用されなくなります。
軽減税率が適用されなくなることで、固定資産税はそれまでの6倍に、都市計画税は3倍に膨れ上がります。余計な出費を増やさないためには、使用しない期間も定期的なメンテナンスを怠ってはいけません。
空き家を放置すると、余計な費用がかかるだけでなく、安全性や防犯性の問題も発生します。ご自身で管理することが難しい場合は、不動産管理会社に委託するという方法もありますが、使用する予定がない場合は、賃貸に出したり取り壊したりする必要もあるでしょう。
空き家の活用法・処分法に悩まれたら、地元に根付いた不動産会社に相談しましょう。
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